ベトナム料理

    
 
 


 ベトナム料理は、御存知、マイルドなテイストで、
 日本人の口に合います。
 しかしながら今回、不覚にもお腹を壊してしまいました。
 海外下痢菌ゲットは、2度目の経験です。
 ベトナム料理が美味し過ぎ、用心が食欲に負けました。

 机の上にど〜〜んと、葉っぱが山盛り置いてあります。
 シソ、コリアンダー、ミント、チシャなどです。
 それを好きなだけちぎって、フォーや生春巻きに入れるお手前です。
 「このハーブが、殺菌作用を発揮するんだって」
 という夫Tの言葉をマに受けて、迷った末、
 毎回、汚れた手で、ちぎって入れてしまいました。

 ハーブといえども、やっぱ生野菜は、やばかったでしょう。
 しかもどうせ、前の人の残りの上から追加して、
 てんこ盛りに盛っただけですから。

 ハロン湾クルーズで、コックが、
 紐を付けたバケツで、濁った海水を汲み上げ、
 タライ一杯の空芯菜を洗っているのを見ました。
 10分後に、空芯菜のニンニク炒めが出て来ました。
 迷いましたが、食べてしまいました。
 程よく塩味がついて、美味しかったです。
 
 <ベトナム人の75%、約6000万人が寄生虫に感染している。
  特に児童の感染比率は高く、
  北部では100%が寄生虫に感染している。
  ベトナム人が寄生虫に感染する原因として、
  食物を取り巻く衛生環境が劣悪なこと、
  ベトナム人の「食」に対する習慣などが挙げられる。>

 もうほんとね、ホビット達、不潔なんですよ。
 テーブルは、前の人の食べカスが散らかってます。
 各テーブルの下にゴミ箱が置いてあって、
 口や手を拭いた紙を捨てるようになっているのですが、
 はずれたゴミが、床に散らかっています。

 調理場には、首が付いたままの鶏肉が無造作に置いてあります。
 調理人が、手やまな板を洗う習慣なんか、ないでしょう。
 トイレとか、さらに汚いんですよ。
 洋式便座に、靴の跡がついているのは、何故?

 うちら日本人は、そんな菌にさらされたことないから、イチコロですよ。
 ホビット達は、寄生虫と共存していて、
 善玉菌よろしく、守ってくれているのかもしれませんね。

 帰国後も、トイレ行く度に、便の状態を報告し合う、
 悲しい老夫婦なのでした。

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